ホームページやブログをお持ちの方はほぼ以下のようなお悩みを持つでしょう。
「自社(自分)のホームページ・ブログのアクセスを上げるにはどうすればいいのか」
これの回答としてはものすごく簡単にいうと
「SEO対策をして検索結果の上位に自分のサイトを表示させて検索されるようにしましょうね」
ということなんですが、そもそもこの「SEO対策」とは具体的に何をすればいいのでしょう。
マニュアル通りのSEO対策は通用しない。
実際のところ、「具体的に〇〇をしたら正解」というようなSEO対策の明確な正解は決まっておらず、SEO対策会社は各々のノウハウで結果を出している状況です。
「htmlの○○タグは重要なのでそこを重点的に」
「Wordpress(ワードプレス)を使用してwebサイトを作成すると良い」
「キーワードやテキスト量は重要なのでキーワードの選択と量を意識的に」
といったSEO対策の情報を掲載しているサイトやブログは頻繁に見かけるのですが、
「書いてある通りに編集・更新したのにあまり変化がない」
という方はたくさんいることだと思います。
特に「Wordpressが良いって聞いたからそれでWebサイト作ったけどほとんどアクセスや問い合わせや注文がない・・・」といった経験をされた方はいらっしゃるはず。
WordPressというホームページやブログ作成ソフトでWebサイトを作成することは現在のSEO対策にとって有効な手段であることは間違いないのですが、ただ立ち上げたからといってすぐに劇的な効果が現れるとは限りません。
これについては後日別記事にてご説明します。
近年のSEO対策は、
「ユーザー(インターネットで検索する人)に対して『良いコンテンツ』を提供することが唯一の正解」
と言われています。
他のサイトやブログに掲載してあるようなマニュアルに沿った小手先の修正をしたからと言って検索順位がグンッとあがることはもうないということですね。
「良質なコンテンツ」について考える
では、ここでいう「良質なコンテンツ」とは一体何を指すのでしょう?
ユニークな動きで目を引く仕掛け?
すばらしいデザイン?
きれいなコーディング?
キーワードとテキスト量がふんだんに含まれたボリュームのあるページ?
様々な要素が絡んで検索結果の順位は変わるのですが、個人的に重要だと思うのは、
検索者がサイトに滞在している時間が長いサイト(ページ)
です。
こう考えるのには理由があります。
例えば写真を大量に並べているギャラリーサイトや動画配信サイトで考えてみましょう。
以下は「写真 ギャラリーサイト」というキーワードで検索した場合の検索結果1ページ目です。
一番上の「写真ギャラリーのWebデザイン|ズロック」というサイトが表示されます。(広告枠は除く)
このサイトの中身は以下です。
また「動画」というキーワードで検索すると・・・
トップは「YouTube」。
これらはビジュアルや動画コンテンツの中身がメインであってテキストはそこまで掲載されていません。
となると
「キーワードを〇回含めた〇〇文字以上のブログコンテンツが良いコンテンツ」は当てはまりません。
テキストが少ないサイトでもそれぞれのキーワードに対して、
「『ユーザーに提供するに値する良質なコンテンツ』として検索エンジンに評価されている」
↓
「だからそのキーワードで検索結果に出てくる」
と考えられるからです。
となると、
「よほど良い画像や動画=ビジュアルが良いというのが良質なコンテンツなのか?」
というとそうでもありません。
Googleやyahooで検索するとふんだんにテキストが盛り込まれたビジュアルとは無縁のブログサイトが上位に表示されることがあります。
こういったことから「良質なコンテンツ」の判断基準の一つとして考えられるのは
「あるキーワードで検索して訪れたユーザーがそのサイトにどのくらい滞在していたのか」
ということではないでしょうか。
もちろん「サイトにユーザーが滞在していた時間がコンテンツの良し悪しを判断するすべての基準」とは言えませんが、
「ホームページの内容の種類を問わず、ユーザーの目を引き、長く閲覧してもらえるコンテンツ」=「ユーザーが見るに値する良いコンテンツである」
とは考えられます。
ホームページ・ブログの制作者や運営者はとにかく
「検索結果の上位に表示させたい」
という気持ちが先行しがちですが
急がば回れで
「検索して訪れたユーザーがそのコンテンツを見ることによって足を止めてくれるか?」
といった見る側の立場に立ってホームページの中身、コンテンツを制作すれば良いのではないでしょうか。
SEO対策を勉強する中で頻繁に目にする「良質なコンテンツ」というキーワード。
アバウトすぎるその解答は「ユーザーの視点でみる」ということにヒントがあるのでしょう。
そこには「そのコンテンツはユーザーにどういった感情を抱かせることができるのか?」を考慮する過程が必須であると私は考えます。