ホームページやブログを運営するにあたって欠かせない技術がSEO対策です。
SEO対策についての概要は以下のページを参考。
上記のページでSEO対策について大きく「内部対策」と「外部対策」があると記載しました。
今回は「内部対策」について勉強しましょう。
SEO対策内部対策一覧
titleタグ
titleタグ(タイトルタグ)とは、ホームページやブログを閲覧した際に各ページに記載されているタイトル部分のことです。
SEO対策をする上でtitleタグは非常に重要な要素となっており、ホームページやブログを運営する上で入力必須となっています。
このtitleタグの中に文章を入れることにより、インターネットで検索した際の検索結果に表示されるようになります。
ここでポイントなのがにサイト名(コーポレートサイトなら屋号)やサービス名等キーワードを含めることにより、自分のコンテンツや自社のサービスを検索されやすくしたほうが良いということです。
「今日の夕食」等個人的な日記のようなタイトルはできれば避けた方が良いです。
有名人のブログでもない限りユーザーは見に来ない可能性が高いからです。
※それでも「更新している」という検索エンジンの視点では良いのですが。
サービスを検索している人が見てクリックしたくなるようなタイトルにする必要があります。
たとえば「雨漏りでお困りですか?雨漏り工事なら〇〇」のような。
特定の同一キーワードを含めたコンテンツ(ブログ記事等)を更新し続けることによりGoogleが
「このサイトは〇〇についてのサイトだな」と評価してくれます。
ブログ記事を執筆する際に、タイトルは人が検索しそうなキーワードを含めて32字以内に収めるように努めましょう。
※上記のGoogleの検索結果では大体32文字以上のタイトル文章になると「…」のように省略されます。
keywordsメタタグ
keywordsメタタグとはtitleタグと同じようにウェブサイトの各ページに個別に設定されているSEO対策のための要素です。
普段インターネットを閲覧している際に目に見えないところに書かれているので、閲覧する側の検索ユーザーは気にする必要はありませんが、SEO対策をする側は気にした方が良いタグです。
以下のように設定します。
例:<meta name=”keywords” content=”ホームページ,制作,大阪”>
上記のname=”〇”となっているところがkeywordsタグを表しています。
content=”〇〇”のところに、狙いたいキーワードを含めます。
複数入れたい場合は「,(カンマ)」で区切ります。
このキーワードが多すぎると検索エンジンが「どういったページなのか?」を判断しずらくなるので、なるべく1個が望ましいといわれています。
最大でも5~7個です。
ただし、このkeywordsタグは2017年現在、「設定してもあまり意味のない要素」と言われており、検索結果の順位を決定づける要素ではなくなっています。
しかし設定しないよりかは設定しておいた方が良いので設定しておきましょう。
descriptionメタタグ
descriptionメタタグもkeywordsメタタグと同じくSEO対策のための要素です。
こちらはkeywordsタグと違い入力必須の内容となっています。
検索結果ページでウェブサイトへのリンクが掲載されますが、タイトルの下に表示されている内容がdescriptionメタタグの内容となっています。
このdescriptionタグの中身は非常に重要で、ユーザーのクリック率を左右するような要素です。
できれば1ページ1ページそれぞれ唯一の説明文をつけるのが望ましいです。これは同じ内容のdescriptionだとGoogleから「同じ内容」を書いていると判断されかねないからです。
また、keywordsタグと同じようにここにもキーワードの設定は必須で、紹介したいサービスやサイト名等キーワードを含めた文章にしましょう。
大体の文章量としては100文字程度。(もっと多くても良いかもしれませんがスマホ表示で短縮されるため)
まとめるとdescriptionタグの内容は、キーワードを含めユーザーの目を引く文章で100文字程度で入力するようこころがけましょう、ということになります。
h1~h6(見出し)タグ
<h〇(〇=1~6)>のhタグと呼ばれるものがあり、これらは総称して「見出しタグ」と呼ばれます。
これはh1からh6まであり、それぞれ以下のようにブログ上で表示されます。
h1ホームページ制作は大阪エンジョイワークスへ!
h2ホームページ制作は大阪エンジョイワークスへ!
h3ホームページ制作は大阪エンジョイワークスへ!
h4ホームページ制作は大阪エンジョイワークスへ!
h1タグが一番重要な見出しタグで、h2、h3とだんだん重要度が減っていきます。
見出しタグの中にキーワードを含めて記述するとSEO対策に有効だといわれていますが、中でもh1タグに狙いたいキーワードを含めて記述するのは特に有効です。
ウェブサイトを評価する検索エンジンは見出しタグの内容も見ており、重要度が高いタグの中のキーワードほど注視します。
現在、1ページ中にh1タグを使用するのは1回が望ましいとなっており、それ以上はやめておいた方が良いでしょう。
またキーワードでの検索を上げたいからと言って全ての見出しタグにキーワードを含めると、Googleから最悪スパム(違反行為)だとみなされて検索結果の順位が落ちてしまいます。
<strong>タグ
<strong>タグは、文章の中の際立たせたいキーワードに対して<strong></strong>で囲み、キーワードを強調するタグです。
このstrongタグで強調されたキーワードは、「そのページの中で重要なキーワード」とみなされます。
例:<strong>ホームページ制作は大阪のエンジョイワークスへ</strgong> → ホームページ制作は大阪のエンジョイワークスへ
SEO対策の一環でstrongタグを使う際は1ページ1キーワードを目安に設定しましょう。
なぜなら1ページ中にstrongタグがいろんなキーワードに対して設定されていると、どれが重要なキーワードかわからなくなってしまうからです。
特に強調したいキーワードに対して設定することをお勧めします。
リンクタグ
リンクタグとはPCやスマートフォンで見ている際にクリックすると自分のサイトの別ページに移動したり、外部の別のサイトに移動したりと便利なタグのことです。
リンクタグがないホームページはほぼ存在しないでしょう。
このリンクタグですが、文章に対してリンクを付ける際以下のようなパターンは避けた方が良いです。
例:詳細はこちら!
なぜ↑のパターンを避けた方が良いのかというと、ユーザーが見た際は特に問題ないのですが、Google的にはこのリンクのテキスト(アンカーテキストと言います。)もSEO対策のキーワードとして見ているからです。
なのでとあるページにリンクを張りたい際、↑のような文章ではなく、そのリンクの対象ページのタイトル文章をつけてURLリンクを付けるのが良いでしょう。
例:SEO対策とは?PCに疎い方でも知っておきたいホームページの基礎知識
imgタグにおけるalt属性
alt属性はimgタグ(画像を表示する際のタグ)に含まれる属性でalt=”〇〇”のような書き方をされます。
このaltを使用することによってその画像がどんな画像であるのかを検索エンジンに伝えることができます。
例えば以下の写真を見てみましょう。
人間が見た際、「↑の画像は株式会社エンジョイワークスのロゴなんだな」とわかります。
ただしGoogleの検索エンジンロボットは人間のように画像を視覚的に何の画像なのか判断することができません。
↑の画像の文字部分は全く読めないわけです。
そこで必要になってくるのがalt属性です。
↑の画像を表示するHTMLソースのimgタグは以下のように記述されています。
<img src=”https://enjoyworks.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/logo01.png” alt=”エンジョイワークスロゴ”>
「img」が「これから画像を表示しますよ」という文字
「src=”https://enjoyworks.co.jp/wp-content/uploads/2017/03/logo01.png”」が表示する画像のインターネット上のアドレス。
「alt=”エンジョイワークスロゴ”」がその画像がどのような画像なのかを記述しています。
このalt属性をきちんと設定することにより、検索エンジンが画像の内容を判断できるようになります。
画像をブログに表示する際、忘れがちになるalt属性ですが、これを設定することにより検索での画像検索に引っかかってくるようになります。
画像を大量に使いビジュアルでサービスの魅力を伝えているサイトは設定しておいた方が良いと思います。
SEO対策内部対策まとめ
今回、SEO対策の内部対策について特に重要な点を記載しました。
ご注意頂きたいのが
「全てやったのに効果がない」
ということ。
上でご紹介した内容はSEO対策の中でも基本的なことでスタートラインにすぎず、内部対策のほんの一部です。
他にもウェブサイトの表示速度であったり表示させておいた方が良い内容であったり様々ですが、今回はこのあたりで。