こんにちは!大阪市でWEB制作をしているエンジョイワークスです。
ほとんどの人にとってはどうでもいい、でも私にとっては深刻な悩みを
打ち明けていいですか?
私、NEWSへの愛がどんどん冷めていっているのです。
新曲はもちろん購入しましたが、歌い出しを小山慶一郎にするって
どんだけ博打うつの案の定歌番組で外しまくってるじゃないとか
思ってしまって、前みたいに全力で讃えてあげることができないのです。
一生変わることのない気持ちだと思っていたのに。
そんな暗い気分をさらに盛り下げる衝撃的な映画をご紹介します。
イラン映画『別離』
これはミスコミュニケーションを見事に描いた映画です。
第84回アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、その他にも90以上の賞に輝き、
世界中で絶賛の嵐です。
第61回ベルリン国際映画祭においては、映画祭史上初の主要3部門
〈金熊賞&銀熊賞(男優賞・女優賞)〉を独占受賞し、話題となりました。
離婚の危機を迎える夫婦、つなぎとめようとする娘、そして、
彼らの問題に巻き込まれていくもう一つの家族。
それぞれが抱える“秘密や嘘”、胸の奥にしまわれた“真実”が
複雑に絡み合い、悪い方悪い方へと進んでしまいます。
あらすじ
テヘランで暮らす妻シミンは、11歳になる娘テルメーの将来のことを考えて、
夫ナデルとともにイランを出る準備をしていた。
しかしナデルは、アルツハイマー病の父を置き去りにはできないと国を出ることに反対。
夫婦の意見は平行線をたどり、シミンが裁判所に離婚申請をするが、
協議は物別れに終わる。
シミンはしばらく家を出ることとなり、ナデルは父の世話のためにラジエーという
女性を雇うことにした。
しかしある日、ナデルが帰宅すると、父は意識不明でベッドから落ち床に伏せていた。
ナデルは怒りをあらわにして、ラジエーを問い詰め、彼女を手荒く追い出してしまう。
その夜、ナデルは、ラジエーが入院したとの知らせを受ける。
しかも、彼女は流産したというのだ。
ナデルがラジエーの妊娠を知っていたかどうかで、罪の重さが変わるため
「知らなかった」「いや、知っていたはず!」と争いは泥沼に・・・。
レビュー
アスガー・ファルハディ監督、要注目です!
おじいさんも一緒に他の国に行けばいいじゃんかと
想ったりもしたのですが、きっとそんな簡単じゃないんでしょうね。
出国申請のもろもろが。
奥さんが悪いって断罪してるレビューなんかも
あったりしますが、日本とイランじゃ身に迫る危険を
感じる頻度が全然違うだろうし、娘を守るために外国に逃げようとする
のは何も勝手じゃないしごく自然なことだと思います。
そもそもこの映画は誰が悪いかなんてことを言いたいんじゃない。
全員が自分が正しいと思うことをやっている。自分のため、家族のために。
そこから生じるミスコミュニケーションの悲劇を、残酷なまでに鮮やかに
描いているのです。
『バベル』を観た後のズシンと来る感じに似ているかもしれません。
重いの嫌いじゃなければ、ぜひご覧ください。