みなさんこんにちは!
大阪市・越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスです。
電車とか、病院とかで、ちっちゃな赤さんがワーッて泣き出すこと、あるじゃないですか。
もちろん心地の良いものではありません(だって赤さんもそのために泣いてるんだから)。
が、睨んだり舌打ちしたりしてしまう輩は、
きっと子どもを育てたり面倒みたりした経験がないんでしょうね。
一度でも、一定期間でも接する機会をもてば、
きっと「あらあらどうちたの~」モードになれる、
というかならざるを得ないと、個人的に思います。
それほどに子どもはか弱く、であるがゆえに愛おしい存在なのです。
※対処しようとしない(もしくは悪化させる)親御さんに対する怒りは別腹ですよ?
なぜこんな書き出しなのかというと、先日WOWOWで
細田守監督の最新作『未来のミライ』を観たのです。
公開は昨年の夏でしたが、私の観測範囲では不評が多数を占めていました。
私自身、前作『バケモノの子』で勝手ながら肩透かしを食ってしまい、
「『おおかみこども』のような感動はもう得られないのかなぁ…」
(2回観に行って2回とも号泣した勢)
などと、重ね重ね勝手に判断していたのですが、いやぁ。。。
フツーによかったですよ。フツーによいです。
“また子育てしたい欲”がチョコチョコチョコ~ッとくすぐられる、
そして、今ここに自分が存在しているという“当たり前ではない当たり前”に
ハッと気づける、そんなステキな映画でした。
<以下ネタバレあり>
クライマックスは突然に。
本作は冒頭がいきなりのクライマックスとなっておりますので、
最初から決して気を抜かれませぬよう。
細田作品に共通する精錬された横浜的景観をバックに、
出タツロウは、清々しく卑怯ですよ、守さん。
横浜の町並みをしつこく見せつけながら、これまた執拗に流し込まれる山下達郎。正気の沙汰ではない(褒め言葉)
幼少期を90年代の横浜で過ごした私にとり、
この組み合わせだけで1時間は余裕です。本当にありがとうございます。
ここさえ味わってくだされば、あとは
くんちゃんの可愛い仕草をひたすら観察し続ける作品となっております。
ね、シンプルでしょう??
「ミライちゃん」?何それおいしいの??
さて、ネット観測中によく見た
「未来のミライちゃん全然主役じゃねーじゃん」という批判ですが、
ハイソーデスネ。まったくもってそのとおり。
それに影響度という意味ではひいじーちゃんのほうがよっぽど重要なほどです。
ミライちゃんは『ピーターパン』におけるティンカーベル的なナビゲーター役に徹しています。
この問題に関しては、鑑賞者の頭の切り替え力が試されている
と考えればよろしいのではないでしょうか。
自分の勝手な期待が裏切られたとき、うまいこと方向転換できる能力が、
大人も子どももとっっっっっても重要ですから(自戒)。
そしてもうひとつ!たくさん見られた批判は
「くんちゃんウザい」という身も蓋もない意見です。
そこで冒頭私が切り出した話題を思い出してみてください。
くんちゃんのワガママでエゴまみれな立ち居振る舞いに萌えるのか、
それともウンザリするのか。そこの分水嶺はやはり、
過去にどれだけ幼児と接してきたかなのではないか、と思うのです。
評価は意外と(失礼)高いんです。オススメ。
情報によれば今作は、国内では前作『バケモノの子』比で
初週の興行収入が40%も落ち込んだそうです。
自分と同じように、前作で「なんかちがうな」と感じてしまい、
ネット上の不評も相まって見送った層が一定数いるんじゃないかと想像しますが、
そんな方にこそ(『おおかみこども』がストライクだった方は特に)オススメしたいです。
また興味深いのが、海外ではかつてないほど評価が高いそうなんですよね。
なんてったって、あのアカデミー賞に、日本のアニメーションでは
ジブリ作品以外で初めてノミネートされたわけですから、文句のつけようがありません。
私が今ここで生きているという当たり前が当たり前でなくなる、
フツーに素晴らしい映画です。
お子ちゃまアレルギーのない方はぜひご覧ください!!
しかし、お父さんの声が星野源だったのには驚いた。
兼業とはいえ、さすがは俳優…恐るべし。
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