こんにちは!エンジョイワークスです。
お勧め映画をご紹介するこのカテゴリー。
第2弾は『セトウツミ』です。
殆どのシーンが学校帰りの河原というワンシチュエーションコメディです。
「お前誰や!?」
「それ割と俺の台詞でもあるぞ」
とか、
身長を比べる為に背中合わせで立って、
「・・・・・・誰が見るねん」
とか、
「頼むわ。バナナあげるから。」
「え、なんでバナナでいける思たん?」
とか。
2人の掛け合いがとても面白いんです。
ただ笑えるだけじゃなくて、内海は晩御飯が用意されてない家庭だったり(詳細は語られず)、
瀬戸はおじいちゃんが徘徊したり両親が離婚の危機だったり、ほろ苦さが 絶妙。
合間に流れるタンゴもすごく素敵なんです。
写真はバンドネオンという楽器です。タンゴには欠かせません。
バンドネオンとアコーディオンの違いが分からないと言う方が
たまにいらっしゃいますが、バンドネオンは真横から見たら正方形です。
アコーディオンは縦長なので、形からして違います。
ざっくり言うと、アコーディオンは鍵盤式、バンドネオンはボタン式です。
ボタン式のアコーディオンとかもあるんですけどね。ボタンの配列が異なります。
音を出す構造は同じなので、聞き分けるのは難しいですが、楽器自体のサイズの関係で
バンドネオンは小さいのでアコーディオンと比べると細い音が出ると言われています。
タンゴ好きなので脱線してしまいました。
監督は大森 立嗣。大森南朋のお兄さんです。
どうでもいいけど大森 立嗣氏って言いにくいですね。
大森監督はこの映画以外にも、『さよなら渓谷』や『まほろ駅前多田便利軒』、その続編の
『まほろ駅前狂騒曲』などの名作を生み出しており、個人的には何を見てもハズれのない
監督さんだと思います。
機会があれば是非ご覧ください。心の底からお勧めです。
今後も、和洋新旧問わず様々な名作を紹介していきますので、
ご期待ください!