みなさんこんにちは!
大阪市・越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスです。
以前ご紹介した『やが君』は、おそらく来春まで新刊を待たねばならず、
生殺し状態で冬を越すのはあまりにも酷だということで(知らんがな)、
そのあいだを埋めるための作品を探していたライター2号。
何気なく手持ちのkindle Fireでブックストアを回遊していたところ、
前々から気になっていた作品の1・2巻が無料で配信されており、
試しに読んでみたのでした。
そして気づけば既刊全9巻を数日間で読破し、
はからずも私の生殺しリストに追加されてしまったので、
この場を借りてやり場のない感動と焦りとやるせなさをぶちまけたいと思います。
そう、シンシャのように。
『宝石の国』とは
2012年の2月より月刊アフタヌーンで連載中、市川春子先生の初長編・漫画作品です。
ほんとアフタヌーンは次から次に偉大な漫画家さんを輩出しますよねぇ~~~…
いやむしろ、その独自のブランド性に優秀な才能が集まってくるということか。
なにせキャラクター設定からして規格外。
彼ら(もしくは彼女ら)は宝石でできた生命体です。
とある場所に、ある日突然ズルリと落ちてくるという誕生の仕方をします。
生殖する必要がないため、性別はなく、究極的に中性的な身体をもっています。
ではなぜ彼(女)らがみな美しい外観をしているのか…は本編をお読みください。
それと、さすが鉱物なだけあって、寿命も特にございません。
スタート当時は最年少だった主人公フォスフォフィライトでさえ300歳を超えています。
かわりに衝撃を受ければ砕けたり消失したりして、部分的に欠損することがままあります。
そのような場合は破片を回収してひっつけるか、代わりになる素材を拾ってくるかで
修復していくことになります。
あとは気まぐれのように現れる「月人」(エヴァにおける使徒的なやつ)との戦闘によって、
破壊され月に連れ去られることもよく(といっても数十年単位でしょうけど)あります。
彼らは学校のような施設で共同生活し、指導者である金剛先生に導かれながら、
「月人」の襲来を迎えうつ。そんな日々、いや年々を過ごしていく、そういうあらすじです。
うわぁ、前置きだけで1記事ぶんに達してしまった。。。
それだけ「どんな思考回路してるの(褒め言葉)」っていうくらいの唯一無二な世界観を、
破綻させることなく紡ぎ出してはるってことですわ。市川春子先生スゴい。
というわけで、次回は具体的にどこか見どころなのかをご紹介したいと思います。
それではまた『EWマンガ朝話』でお会いしましょう!!