みなさんこんにちは!
大阪市・越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスです。
えーと・・・最初にお断りさせていただきます。
私はけっして百合スキー※ではなくてですね?
あくまでクリエイティブの視点から、やはり名作が多いわけですから、
そういう視点から百合物はスゴイな、素晴らしいなと思うわけなんですよ。
いや、ほんとに。
(などと供述しており)
※百合スキー…女の子同士の恋愛を好む紳士淑女のみなさまの総称
そういう観点から、おすすめしないわけにはいかない作品が
『私の百合はお仕事です!』なのですよハイ。
『私の百合はお仕事です!』は、未幡さんの漫画作品で7巻まで出ています。
ひょんなきっかけから女学院コンセプトのカフェで働かざるを得なくなった主人公の白木陽芽ちゃんと、
彼女を取り巻く女の子たちとの人間関係(意味深)が描かれています。
通称『わたゆり』のこの作品、Amazonレビューをご覧ください。
どの巻を見たってほぼ満点。それも納得のものすごい作品だと思います。
ライター2号が何に打ち震えたのか、足早に紹介して走り去りたいと思います!!
ここがスゴイよ『わたゆり』その①:構成力がハンパない。
読んでいてまず一番に驚いたところ。
ハズレ回が、ないんです。マジのマジで。
毎話かならず見せ場があり、起伏があり、伏線があります。
単行本の末尾に作者・未幡さんのコメントが描かれており、
そこでよく構成のむずかしさを告白していらっしゃいますが、
いやはやものすごいストーリーテリング力だなと拙者感服しております。
ここがスゴイよ『わたゆり』その②:けっしてご都合に流されない。
本作品は、ディスコミュニケーションをいかに解消していけるかということが
重要なテーマなんじゃないかと思っています。
ご都合主義に走ろうと思えばいくらでも「ひっつける」シーンはありますが、
徹底的にすれ違い、もつれ合い、涙を生みます。
ビジュアルこそゆるふわですが、そこらへんは超シビア。
これはおそらく一人ひとりの登場人物がちゃんと生きていて、
確固たる意志のもともがいているが故なのでしょう。
ムダなセリフがひとつもないんです。恐るべきことですよ、これは。
ここがスゴイよ『わたゆり』その③:キャラの表情が…表情が…(語彙喪失)
・・・などともっともらしく語ってみましたが、最後に物を言うのは表情!これに尽きます。
『わたゆり』の女の子たちは作中でめまぐるしく表情を変えます。
同じ顔は一度としてありません。だって、物語は動いているのですから。
眉・瞳・唇のゆらぎが、彼女たちの心象を言外に訴えてきます。
こんな表現が合っているかどうかわかりませんが、
「アニメ以上にアニメ的」という不思議な感覚をおぼえました。
ほっぺたに描かれる斜線の使い分けが、またいい仕事しているんですよ・・・。
世界よこれが日本のYURIだ!!と胸を張りたくなる表現力です。
(俺が張ってどうする)
私は連載開始当時すでに本作品に出会ってはいたのですが、
最初はあまりピンとこなくてそれっきりだったのです。
その後時を経て、先日久々にキンドルアンリミテッドに加入し、
無料漫画を漁っていたら2巻まで対象だったので暇つぶしに読んでみたところ、
沼にハマって動けなくなった・・・という寸法です。
(1巻読んだら2巻まで読みましょう。おにいさんとの約束だぞ!!)
あれよあれよと既刊全巻購入したものの、まだ最新刊が出て間もなく、
ここから半年先まで待つのが絶えられなかったため、
とうとう掲載誌の最新号に手を染めて現在に至ります。。。
物語は今、まさに佳境を迎えています。
どっちに転ぶか。安全(?)に行くならこっちですが、
やろうと思えばあっちに倒しちゃうことも可能な分かれ道です。
未幡さんの舵取りに、
ワタクシ目が離せませんわ・・・!!!!
(繰り返しますが百合スキーではなくってよ)