こんにちは!
大阪市でWEB制作をしている株式会社エンジョイワークスです。
最近、三次元の推し(※)に関して悲しい出来事があったのですが
(推しがどうこうしたのではなく、筆者の中だけでの悲しみ)、
おかげで推しの悲しみを他の推しで癒すという技術を習得しました。
これが“メビウスの輪”か・・・(多分違う)。
おたくにとって新しいジャンルに踏み出す一番の抵抗は、「これ以上推しが増えたら生活が死ぬ」の一点である。
— 横川良明 (@fudge_2002) January 6, 2020
筆者が敬愛する演劇ライター・横川良明先生からの、わかりみが過ぎるお言葉。
(※)推し・・・他人におすすめできるほど好きなもの・こと・人
プロゲーマーの挫折と、その乗り越え方。
さて、今回ご紹介する本は
『世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0』です。
※https://www.diamond.co.jp/book/9784478108314.htmlのスクショ
本書の著者は、プロゲーマーの「ときど」。
近年の「ストリートファイターシリーズ」大会で好成績を残し、
世界トップクラスの選手として知られている人物です。
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東大卒のプロ格闘ゲーマー。1985年沖縄県那覇市生まれ。
2010年、日本で2人目となる格闘ゲームのプロデビュー。
出場する国際大会ではいずれも上位に入賞するなど、
「ときど式」と呼ばれる合理的なプレイで活躍。
『世界一のプロゲーマーがやっている 努力2.0』より一部抜粋
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しかし、2013年から長期にわたるスランプを経験。
そんな彼だからこそ発見できた「努力の法則」を、
本書では6項目に分けて解説しています。
「何を」ではなく、「どう」努力するか。
上述の「努力の法則」とは、
「こうすれば、いつでも勝てる」などという
使い勝手の良い必殺技では決してありません。
なぜなら、環境が激しく変化し続けるeスポーツ界では、
「これをやったら勝てる」という正解が存在しないからです。
だからこそ、努力のやり方を常に変えていく必要があります。
そして、環境に応じた努力のやり方を見つけるためには、
「インプット→アウトプット→フィードバック」の反復を
「できるだけ速く回す」ことが重要であると著者はいいます。
また、「失敗は成功の母」ということわざの通り、
成功よりも失敗のほうが原因を分析・検証しやすいため、
なるべく多く失敗することも大切であると説いています。
“A fox is not taken twice in the same snare.”
(キツネは同じ罠に二度かからない)
たとえ大きな変化が目に見えてわかりにくい業界でも、
一つの成功経験だけが永遠に有効であるわけがありません。
「努力のやり方」そのものを見直すきっかけに。
「世界一のプロゲーマーが~」と銘打ってはいるものの、
ビジネス書として十分に有用な知識が得られる内容でした。
eスポーツのように、変化の激しい世界に身を置いている人に
ぜひ読んでいただきたい一冊です。