こんにちは!
大阪市でWEB制作をしている株式会社エンジョイワークスです。
今回は草薙龍瞬の著書『反応しない練習』をご紹介します。
Amazonの思想カテゴリでベストセラー1位を獲得している話題本です。
ネガティブな感情は、全部“ムダ”
本書『反応しない練習』の副題には
「あらゆる悩みが消えていく ブッダの超・合理的な『考え方』」
とあります。「ブッダの考え方」とはいったい何なのでしょうか?
仏教の開祖であるブッダは、かつて「ゴータマ」という青年でした。
王族の跡取り息子だったゴータマは、裕福な暮らしを送るなかで
「人生しんどいことだらけじゃね?」と気づいたことをきっかけに、
深夜に王宮から脱走して出家します(このとき29歳)。
やがて35歳で“悟り”に達し、「仏陀」と呼ばれるに至りました。
馬に乗って、こっそり(?)抜け出したらしい。
一人の青年を厳しい苦行の道へと駆り立てた「人生の悩み」とは、
現代を生きる私たちでさえ、当たり前に抱えているものです。
「最近失敗ばかりでへこんでいる」
「将来のことを考えると不安になる」
「職場での人間関係がうまくいかない」
「どうしても他人の目が気になる」
これらの悩みは“ネガティブな心の反応”から生まれるものです。
そのような“ムダな反応”をしないための「合理的な考え方」を
ブッダの教えになぞらえて説くことが、本書の大きなテーマです。
先のことはわからないから“今”を見る
私の心の琴線にもっとも触れたのは、
第2章の「『本物の自信』をつけるには?」という節です。
「この分野なら誰にも負けない」という実感に乏しい私は、
昔から「自信が欲しい」と思いながら日々を過ごしてきました。
しかし本書は、その思いを「不合理な発想」として切り捨てています。
なぜなら、「自分にはこれができる!」と思っていても、
「本当にできるかどうか」「成果が出せるかどうか」という
先のことは、実際にやってみるまでわからないからです。
「先のことを考える前に、今しなければならないことを考える」
それが正しい自信のつけ方なのだ──と、本書は説いています。
自信をつけるためのたった一つのやり方については
実際に本書でご確認いただくとして、その方法を知った私は
あまりの説得力に“目からウロコ”という状態になりました。
本書は「悩みを解決するまでの最短距離」を紹介しています。
あまりの合理性の高さに「そんな簡単に割り切れないよ!」と
思うかもしれませんが、本書でも最初に取り上げられているように、
まずは“心の反応”をじっくり観察してみるのはいかがでしょうか?