こんにちは!
大阪市でWEB制作をしている株式会社エンジョイワークスです。
今回は秋本治の著書『秋本治の仕事術』をご紹介します。
秋本治とは?
漫画家・秋本治といえば、
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、通称『こち亀』の作者。
連載40周年となる2016年に連載を終了するまで、
ただの一度も休載しなかったことで知られる漫画家です。
「漫画家」という仕事に対するイメージとして、
昼夜逆転生活や〆切前の修羅場を想像する方は多いでしょう。
そういうことを巻末コラムやSNSで愚痴る漫画家も多数います。
一日中部屋にこもり、座りっぱなしで作業することも多く、
心身に不調をきたして入院する漫画家も少なくありません。
また、「取材のため休載いたします」という告知もよく見ます。
では、なぜ秋本治は休載することなく連載を続けられたのか?
どんなウルトラテクニックを使って漫画を描いていたのか?
その答えが、この『秋本治の仕事術』で紹介されています。
彼の『こち亀』人生を支え続けたものとは?
●第1章 セルフマネジメント術
●第2章 時間術
●第3章 コミュニケーション術
●第4章 発想術
●第5章 健康術
●第6章 未来術
本書はこのような構成で、秋本治の“仕事の仕方”を紹介しています。
結論からいうと、40年にもおよぶ連載を支えていたのは、
“秋本治だけが知っている秘密のテクニック”ではなく、
私たち社会人にも備わっているような普通のスキルでした。
40年も漫画家として活動しているなかで、
「13誌の漫画雑誌に読み切りを同時連載する」
「年末進行の時期に45ページもの読み切りを描く」
「テレビ番組の企画で、苦手な野球をやらされる」(←!?)
などのイレギュラーな仕事が発生したこともあるそうです。
そんなピンチに直面したときでも仕事を飛ばすことなく、
普段通りに漫画を描き続けることができたのは、
あまりに単純で、だけどついつい怠けてしまいがちな、
“あること”を徹底して続けていたからだったようです。
漫画家でありながら、まるでサラリーマンのような
生活リズムを組み立て、今も漫画を描き続けている秋本治。
自分の仕事にも活かせる“気づき”がたくさんある良書でした。