こんにちは!
大阪市でWEB制作をしている株式会社エンジョイワークスです。
今や日本における携帯電話・スマホの普及率は90%超え。
誰もが当たり前にインターネットを使える時代になりました。
しかし、ネットの海に転がる情報の信ぴょう性はさまざま。
情報の真偽を見極める力が求められるようになった今、
改めて書籍の価値を見直す時が来たのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが、こちらのホームページです。
「レファレンス協同データベース」
http://crd.ndl.go.jp/reference/
そもそも「レファレンス」とは?
レファレンスとは、図書館の「レファレンスサービス」のこと。
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図書館員が資料などを使って、みなさんの疑問や質問にお答えしたり、
資料を探すお手伝いをするサービスです。
「レファレンス協同データベース事業 レファ協活用術!」より抜粋
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たとえば、「村上春樹の本を読みたい」という風に
目的がはっきりしている場合は自分で本を探すことができますが、
「●●について調べたいけど、どの本に載っているのかわからない」
というときは、図書館員に資料探しを手伝ってもらうことができます。
その事例を集めているのが「レファレンス協同データベース」です。
つまり、あなた自身が「●●について知りたい」と思った場合、
このホームページに同様もしくは近似の事例が掲載されていれば、
目当ての本にたどり着くまでの過程をショートカットできるのです!
使い方
1.「レファレンス協同データベース」のトップページにアクセス。
2.ページ上部の検索ボックスに、検索したいキーワードを入力。
3.「検索」ボタンをクリック。
以上!!
また、ページ下部の「テーマから探す」機能も便利です。
日本十進分類法または地名ごとの事例を閲覧できます。
図書館の棚がこんな感じで分かれているのを見たことがあると思う。
暇つぶしにも最適
「レファレンス協同データベース」では、
「いつ」「どこの図書館で」「どのような質問があったか」、
そして「どのようなプロセスで回答したか」を見ることができます。
ユニークな質問などもあり、非常に面白いです。
・「魔法が使えるようになりたい」
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000188753
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後日、本を返却に来たときに、お家でほうきをつくったことと、
2秒くらい飛べたと照れくさそうに報告があった。
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6歳の男の子からの相談。何から何まで可愛すぎる。
・「おぶうよみたい」
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000215725
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「おぶう」はこのあたりでは、お茶やお水など飲み物のことを言う幼児語。
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聞き間違いから新しい本との出会いが生まれた事例。
・「ミヤケンありますか?」
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000038366
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「ミヤケンあったなぁ。」と、うれしそうに帰っていった。
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めでたしめでたし。
図書館とはどういう存在なのか
そして、資料探しとは少し異なる事例なのですが、
ぜひ読んでいただきたいのがこちらの回答プロセスです。
・「父が言っていることと違う事実が書いてある本がある」
http://crd.ndl.go.jp/reference/detail?page=ref_view&id=1000167347
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「図書館の本棚には、いろいろな考えを持つ方々が
お書きになった様々な本が並んでいてよいのです。」
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図書館では、国民がもっているふたつの権利が保障されています。
ひとつは「知る自由」。もうひとつは「表現の自由」です。
もちろん、自由な表現を許されているからといって、
他人を傷つけてよいということにはなりません。
権利云々の前に、道徳的な視点で配慮されるべきだと思います。
ですが、そのような制約に反することがない限りは、
人の数だけ違う表現(=考え方)があってよいのです。
それらを広く受け入れるのが、図書館という場所です。
「レファレンス協同データベース」のように、
インターネットで簡単に本を探せる時代だからこそ、
図書館に行くことで新たな発見があるかもしれませんよ!
以上、司書資格をもつライター3号がお送りしました~。