こんにちは!
大阪市でWEB制作をしている株式会社エンジョイワークスです。
MLBのロサンゼルス・エンゼルス所属、
「二刀流」の代名詞で知られる大谷翔平選手。
彼は高校一年生のとき、このような目標を掲げていました。
先日、高校生の練習を見て感じたこと。
大谷翔平選手までとは、言わないがきちんと目標やテーマを持って日々の生活を過ごさないと特に大きな成長が無く1年は終わってしまいます。
3年間は本当にあっという間です。
私自身も今一度きちんとテーマ設定などをしっかりやり直さねば。 pic.twitter.com/0GR5oyQy3Y— 奥村正樹(スポーツトレーナー/physio) (@Masa19901) April 19, 2018
これは「マンダラチャート」と呼ばれる目標設定シートです。
目標達成に向けた課題を整理するために用いられています。
大谷選手は「8球団からドラフト1位指名を受ける」という目標を掲げ、
さまざまな課題に取り組んでいたのですが、特に注目したいのが「運」。
彼は日本一の野球選手になるために、フィジカルやメンタルと同様に
運をも味方につけようとしていたのです。
運のような不確実なものを、努力で手に入れられるのでしょうか?
今回は「運」について、心理学の観点から見ていきたいと思います。
「運の正体」について考えてみる
運の話をする前に、まずは確率の計算をしてみましょう。
「コインを3枚投げて、すべて表が出れば豪華賞品プレゼント!」
そんなゲームがあったとします。
投げたコインが3枚とも表になる確率は8分の1です。
これは「8回投げたら1回は成功する」という意味ではなく、
「投げる度に8分の1の抽選が行なわれる」という意味です。
なので、1回目の挑戦で表を3枚出せる可能性もあれば、
10回挑戦して1度も成功しない可能性もあるわけです。
前者なら「運が良い」、後者なら「運が悪い」と言えますね。
つまり「運が良い」というのは、
少ない確率のなかから望んだ結果を引き当てることといえます。
難しいことのように思えますが、努力で実現できる部分もあります。
そのためには、自分の心をコントロールする必要があります。
まとめ:心理学で見る「運を味方につける方法」とは?
人は思い込みによって偏った考え方をしてしまうことがあります。
これを心理学用語で「認知バイアス」といいます。
たとえば偽の薬を効果があると信じ込んでしまうことを
「プラシーボ効果」といいますが、これも認知バイアスの一種です。
一方、人は他者からの期待どおりに結果を出す傾向もあります。
この現象を教育心理学の分野で「ピグマリオン効果」といいます。
ピグマリオン効果は主に学習者への働きとして用いられますが、
自分自身に期待をかけることでも同様の効果が得られます。
大谷翔平選手の高校生の時に作った目標達成シート。ど真ん中が目標でその周りが目標のためにすること。さらに広がってそれぞれを達成するためにやることが書いてある。なぜゴミを拾うかとの問いに「ゴミじゃなく運を拾ってるんです」は痺れますよね。来年度の仕事バージョンで作ってみたい
#大谷翔平 pic.twitter.com/VDNUddQCx3— アイムフリー☺︎ (@TeacherhaGreat) March 29, 2020
ここで大谷選手のマンダラチャートをもう一度見てみましょう。
「あいさつ」「道具を大切に使う」「プラス思考」・・・。
運という不確実なものを手に入れようとしているわりに、
課題の内容がすごく具体的に書かれている気がしませんか?
おそらく、これらの取り組みは運の良さに直結していませんが、
常に最高のパフォーマンスを発揮するための
精神的な余裕を生み出す結果になったのだと思われます。
・まとめ
心理学的に運を味方につけるには・・・
「自分は運が良いから必ず結果を出せると期待する」
「単なる運の良し悪しではなく、具体的な努力をする」
「常に最高の状態を整え、幸運をつかみ取る準備をする」
以上です!
ここまで読んでいただきありがとうございます。