みなさんこんにちは!
大阪市・越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスです。
さて、ダメ元の覚悟で結果を待っていた宣伝会議賞ですが、
おかげさまでライター2号、何本かが一次審査を通過しました!※
※一次審査の通過率は全応募作品のうち1%程度。
通過した作品は氏名とともに公式年鑑への掲載が確約。
初めての参加にしては上出来…かもしれないですが、
本人は「まだまだ本数が足りん!精進すべし」と奮い立っております。
というのも、実際に提出したものを見直すと、
破って丸めてダストシュートしたくなる作品
(未満の言葉の羅列)ばかりでしたから。
もちろん、「(圧倒的に没が多いけど)いいやつもあったよ、間違ってないよ」と、
第一線で活躍するコピーライター方からお墨付きをいただくのはとても嬉しいことです。
前回も書きましたが、評価されることが最大のモチベーション、いやガソリン、
もといバッテリーになりますので。(ドレヤネーン
BUT、HOWEVER。
いい面ばかり見ていても、そこに成長はありません(キリッ
「一次」というからには「二次」「三次」の審査が残っています。
そこまで突破してようやく贈賞式への参加が許されるのです。
(1%といえども)6000以上のこった優秀作品たちと比較されるため、
冷静に考えれば二桁(しかも数十)残していないと厳しいでしょう。
(いちおう3月13日は有給申請させていただきましたけども。万が一に備えて、念のためです、ハイ。)
そこで今回からシリーズとして、
私がエントリーした作品のなかから、
落選したであろうと思われる没コピーを抜粋し、
どこが評価されなかったか?どうすればマシになったか?を
洗いざらい公開供養していこうと思います!!!!
(事前に全作品添削してみたが、地獄のような時間だった。)
消費者を責めるな!!
今回のテーマ(というか反省点)は「消費者を責めるな」です。
いったいぜんたい、どういうことなんでしょうねぇ~~♪
それでは実際に、没コピーをみていきましょう。
お題は、セメダインが販売している
『シューズドクターN』という商品について。
すり減った靴底に塗りつけて固めれば、自分で靴底を補修できます。
私は「お気に入りの靴にかぎって、
靴底を減らしたくないから履けなくなる」
というシチュエーションを連想し、
コピーに落とし込もうと悪戦苦闘しました。
で、ひねり出したフレーズが、こちら。
「もったいないから履かない」
という考え方が、もったいない。
・・・うまいこと言ってる感が、
鼻につきますねぇ!!!
最大の弱点は、これをターゲットが読んだとき、どんな気持ちになるか?
という視点がゴッソリ抜けていることだと思います。
見ず知らずの人にいきなり説教されたら、
気分を害して当然じゃないですか。
この元コピーを最大限に活かすとしたら・・・
もったいないから、履く。
いかがでしょう。
文字数を半分以下に収め、字面を整えつつ、
内容面でも大幅な改善に成功しました!※当社比
逆説的にすることで「え?なんでなんで?」と商品への興味を促すと同時に、
消費者自身の台詞に書き換えることで説教くささの除去に成功しています。
さらに、パッと見「もったいない」→「靴がもったいない」と
思いがちなところを、「履かないことがもったいない」に
転換できていることも、個人的に評価したいです。
いやー。なんでこうしなかったのか・・・
ま。これも実力、実力。
(早くも当連載のきまり文句になりそうな悪寒)
本当は没コピーを3つくらい紹介して
1記事にまとめようと思っていたのですが、
1つだけで、すでに1100字超。。。
なお没ストックは200本以上ございますので、
やろうと思えばこのシリーズだけで1年以上続けられる計算になります。
ブログのネタに困ったら、積極的に投稿していきますね!!
(先輩の目線がコワイ)