こんにちは!
大阪市でWEB制作をしている株式会社エンジョイワークスです。
日本特有のデザインとして、海外でも人気のある和柄。
おしゃれなだけでなく、実は模様の種類一つひとつに
願いや意味が込められているのはご存じでしょうか?
今回は、伝統的な文様の種類と意味についてご紹介します。
■麻の葉(あさのは)文様
正六角形の中心からそれぞれの角に向かって直線が伸びた文様で、
その形が麻の葉に似ていることからこう呼ばれています。
麻は成長が早く、虫が寄りつかないことから、
「すくすくと健康に育ってほしい」という願いを込めて
赤ちゃんの産着に使われる風習がありました。
■唐草(からくさ)文様
蔓(つる)が絡み合いながら伸びていく様子から
「長寿・繁栄」という意味合いで親しまれている文様です。
メソポタミアやエジプトで生まれた「アラベスク」という文様が
シルクロードを経由して日本に伝わったものだといわれています。
■亀甲(きっこう)文様
日本では古くから亀は長寿の象徴として親しまれており、
その甲羅の形を表す亀甲文様も広く愛されています。
基本は六角形ですが、花をあしらった「亀甲花菱」など、
派生となる文様のバリエーションが多いのも特徴です。
■七宝(しっぽう)文様
円形を重ねて描くことで光と花のような形を表す文様で、
子孫繁栄や人間関係の円満などの意味合いがあります。
ちなみに「七宝」とは、
金・銀・瑠璃・玻璃・しゃこ貝・珊瑚・瑪瑙(※)の
七種の宝物を指すことばです。
※瑠璃:るり。ラピスラズリのこと。
※玻璃:はり。水晶のこと。
■青海波(せいがいは)文様
連続した扇形の文様で、海の波を表しています。
広い海になぞらえ、平穏を願う意味合いが込められています。
■豆絞り(まめしぼり)文様
お祭りの手ぬぐいでおなじみの、ドット柄のような文様です。
丈夫・健康という意味の「まめ」と「豆」を掛けているほか、
豆はたくさんの実が成ることから、子孫繁栄の意味もあります。
■矢絣(やがすり)文様
矢羽を縦方向に並べ、組み合わせている文様です。
一度飛んでいった矢は決して戻ってこないことから、
江戸時代には結婚する女性に矢絣文様の着物を持たせ、
「出戻らない」と縁起を担ぐ風習があったそうです。
ホームページや名刺などのデザインで悩んでいる方は、
ぜひ参考にしてみてください!