今日は何曜日!?
はなきんや!!!!
みなさん一週間お疲れ様でした!
最近不定期連載になりつつある花金おじさんブログですが今週は無事掲載するぞい!
4月に入り通勤電車の中では新入生や新社会人らしきフレッシュな若者がいっぱい!
いつもはそれほど混まない時間帯の電車でもフレッシュマンの分ぎゅうぎゅうづめ!!
30超えた花金おじさんはそれを眩い光を見るがごとく目を細めて拝見しています。(ミンナ、シンセイカツガンバルンヤデ)
学生はともかく新社会人に関しては、親御さんの元を離れて一人暮らしを始める方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな親元離れて新しい生活に一人で頑張ろうとする新社会人の方を見ると思いだす作品があります。
ちょうどブログ記事のネタ切れのところへ降ってきたテーマがこちら。
「天皇の料理番」。
画像引用:TBS「天皇の料理番」 http://www.tbs.co.jp/tenno_no_ryoriban/
ドラマ「天皇の料理番」
ドラマ「天皇の料理番」は1979年に出版された杉森久英による小説が原作で、テレビでは3度に渡りドラマ化された作品。
今回取り上げるのは2015年に佐藤健が主演を務めたドラマ。
佐藤健が演じる主人公、「秋山篤蔵(あきやま とくぞう)」は幼いころから何かに興味をもっても何も長続きしないやんちゃ坊主。
ふとしたきっかけで口にしたカツレツに猛烈に感動し料理人の道を進むことを決心する。
厳格な父親や婿養子として嫁いだ家の家族や何よりも妻をおいて料理の道に進むことにためらいを覚えながらも料理人をあきらめきれない篤蔵は一人前の料理人を目指すため単身上京する。
料理人になりたいがために篤蔵は奮闘するが、様々な障害が立ちはだかり…。
本作品は田舎生まれの一人の少年が天皇陛下の料理番となりその使命を全うするまでの半生を描いた作品。
天皇の料理番のみどころ
佐藤健の演技力
主人公の秋山篤蔵が紆余曲折の困難を乗り越え成長していく姿は自然と感情移入できてしまう。
特に秋山篤蔵を演じる本作品の佐藤健はすごいと思う。
佐藤健と言えば近年の映画やドラマでひっぱりだこのイケメン俳優だが、
どちらかというとものしずかな演技の役が多いように思う。
それがこの天皇の料理番という作品においては佐藤健は感情むき出しの演技で秋山篤蔵を演じている。
普段見慣れている佐藤健を本作品で見るとそのギャップに驚く人もいるのではないだろうか。
個人的にお気に入りのシーンは料理人として駆け出しの時に、修行先の恩師である宇佐美(小林薫)の秘伝の料理本を盗んだことを告白し、「俺も同じことをやった」と許しを得て号泣するシーン。
このシーンを見て「佐藤健は美貌だけでなく演技も備えている」と思えた。
「佐藤健の演技は面白くない」ともしそう思う人がいるならぜひ本作品を見てほしい。
作品の雰囲気を最大限に引き出す脇を固める名優たちと演出
天皇の料理番では作品の雰囲気にこれ以上ないほどマッチし、物語に共感しやすいような演技と演出をする名優たちが目白押しだ。
先の小林薫を始め、秋山篤蔵の妻である「俊子」役に黒木華、兄「秋山 周太郎」役に鈴木亮平・・・挙げだしたらキリがない(笑)
天皇の料理番は主人公の秋山篤蔵が成長し出世するサクセスストーリーを中心に描いているが、そんな主人公を見守り続けるのが秋山篤蔵の周りの人々。
妻である俊子、理解者の兄をはじめとする“家族”や信頼のおける知人らの理解や手助けがあってこその秋山篤蔵という人物が成り立っている。
家族に反対されながらも佐藤健を信頼し応援し続ける黒木華、病床に伏しながらも佐藤健の成功を常に願い手助けする鈴木良平、自分がいけなかった料理人としての先へ思いを託す宇佐美・・・。
それら理解者が篤蔵に想いを伝えたり、託したりする姿は「人は1人では生きていけないのだ」「自分は1人じゃなく、色んな人が助けてくれているんだ」と確認させてくれる。
一人ではない
簡単に天皇の料理番という作品をご紹介しました。
本作品は作品としての面白さもありますが、自己投影ができ、色々なことに気づくことができる作品です。
冒頭につなげますが、これから新しい生活を始めるフレッシャーにとって単身での生活を始めた人もいると思います。
人生で初めての経験は誰にとっても心細いはず。
そんな時はこの「天皇の料理番」という作品を見て「自分は一人じゃない。色んな人に助けられているんだ」と奮い立たせましょう。
花金おじさんがちょうど実家を離れ、一人暮らしを始めた時期に放送されており、毎週毎週涙を流した「天皇の料理番」。
再放送やDVDで見る機会があればぜひ一度ご覧になっていただきたい作品です。