こんにちは!
大阪市でWEB制作をしている株式会社エンジョイワークスです。
つい先日、Twitterのタイムラインにこんな投稿が流れてきました。
3,4年前に、俳句協会から
「稲川淳二さんが夏の季語になりました」— 稲川淳二 (@Junji_Inagawa) July 27, 2022
という、ご連絡をいただきまして、
身に余る光栄でありますが、
どうやら私も夏の風物詩になったようです。— 稲川淳二 (@Junji_Inagawa) July 27, 2022
いやどゆこと???
そもそも「季語」ってなんだ
学校の授業で習ったのを覚えている人もいるかと思いますが
一応説明しておくと、「季語」というのは
俳句や短歌を詠むときに使われる、季節を表す言葉のこと。
「春」「夏」「秋」「冬」と「新年」に分けられ、
さらにその中で「時候」「天文」「地理」「生活」「行事」
「動物」「植物」に分けられます。
角川書店の『俳句歳時記』のような辞書もありますが、
おおざっぱに単語だけ知りたい人はWikipediaでも見てください。
で、見てもらうと分かるんですけど、
基本的に人名って季語にはなってないんですよね。
なくはないんですけど、故人という・・・。
まあ稲川さん本人も言っているとおり、
ある俳句協会だけで使われる季語として認定されたのでしょう。
調べてみたら「ユーミンは冬、サザンは夏の季語」と
言っている俳句協会もあるそうなので・・・。
稲川淳二とユーミンとサザンはサンタクロースみたいな存在ってことですね。
(※サンタクロースは冬の季語)
じゃあ夏の季語ってどんなのがあるの
ここからは『俳句歳時記』に掲載されている夏の季語をご紹介します。
まず情緒もクソもない話からすると「ゴキブリ」は夏の季語です。
ほとんど「出た!!!!!!!」みたいな内容の句です。
面白いので調べてみてください。
夏になると、やはり「暑いよ~(泣)(泣)(泣)」という句を
詠みたくなるものなので、暑さを表す季語もたくさんあります。
たとえば「油照(あぶらでり)」。
空は薄曇りで風もなく、じっとりと脂汗をかくような、
不快な蒸し暑さを表す季語です。想像するだけでイヤですね。
もちろん涼しげな季語もたくさんあります。
たとえば「ソーダ水」「サイダー」「ラムネ」の飲み物系。
「風鈴」「金魚」あたりもそうです。
なかなか外に出にくい昨今、俳句や短歌を通じて
夏の情景に想いを馳せてみるのはいかがでしょうか。