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“朝倉海を最初に破った男”渋谷莉孔の格闘人生をたどる。

伝説の格闘家列伝

みなさんこんにちは!

大阪市・越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスです。

 

 

「日本の格闘技は元気がない」といわれつつも、

なんだかんだで盛り上がっちゃう図式がここ数年続いています。

昨年末はRIZIN26が開催され、メインイベントでは

元UFCトップファイターの堀口恭司選手が朝倉海選手にリベンジを果たしました。

 

アメリカを拠点に活動する堀口選手いわく、勝利後の「Easy fight!!!!」は

「こんなの簡単だぜ」ではなく「俺は成し遂げたぜ」という意味だそう

 

 

筆者はカーフキックの存在自体は知っていましたが、

的確に入るとトップファイターでも3発ほどで行動不能に陥るとまでは思っておらず、

大きな衝撃を受けた一戦になりました。

 

 

朝倉海選手はこれまで29戦を戦っており、

日本人に敗北を喫したのはこの一戦を含めて3回だけです。

で、今回フィーチャーしたいのは彼に最初に黒星をつけた

知る人ぞ知る“孤高の努力家”ファイターについて。

 

 

その名は、「渋谷莉孔(りく)」といいます。

 

 

 

 

 

朝倉兄弟とおなじTHE OUTSIDER出身。

 

朝倉兄弟はもともと「THE OUTSIDER」という団体で名を馳せたファイターです。

この団体は名称のとおり社会からはみ出たゴロツキやケンカ自慢を集めて

プロ格闘家の卵を発掘するスタンスを特徴としており、

技術的な面よりも人間くさいドラマが目を引くのですが、

渋谷莉孔選手もそこからキャリアをスタートしました。

 

※地上波の格闘技よりも暴力性がさらに高いため再生には十分ご注意ください。

 

 

デビュー戦ということでテレフォンパンチ感は否めません。

しかし蹴りの鋭さと組みへのスムーズな動きに非凡なものを感じます。

(この一戦では試合中に奇声を発する部分がより注目を引いてしまったのですが。。。)

 

その後順風満帆に連勝街道をまっしぐら・・・というわけにいかず、2連敗を経験。

おそらくそこで、プロ格闘家の厳しさと自身の未熟さを痛感したのではないでしょうか。

一年以上のブランクなども経て帰ってきた彼は、まったく別次元のMMAファイターに成長したのです。

 

 

試合前の紹介Vで自身のうつ病を告白。

新しいファイトスタイルの確立に、並々ならぬ努力を感じる。

(サムネはもちろん朝倉海選手)

 

相手はデビュー戦を快勝した勢いのある朝倉海。

勢いに乗る若武者の前に、高い壁として立ちはだかりました。

構えから見て取れる抜群の体幹、ガードせずに避けて打つ正確でパワフルな打撃は、

以前ご紹介した大月晴明選手を彷彿とさせます。

※47歳にして再起戦が決定!楽しみです!

 

 

 

地下から世界へ。栄光を目前に見舞われた悲劇。

 

そこからなんやかんやあり、渋谷選手は着実に実績を重ねて

ONE Championshipへと活躍の場を移します。

初戦でいきなり世界フライ級王者とのタイトルマッチが組まれ、

判定負けを喫したものの善戦し期待に応えました。

 

毎年膨大な試合数を誇るONEの歴代70位に選出されている名試合。

試合前軽量のフェイスオフで見せた般若のような表情も話題に(画像検索をどうぞ)

 

地下格闘技から世界へと活躍の舞台を移し、このまま輝きを増し続けるように見えた渋谷選手。

しかし、彼にキャリアの継続を左右する悲劇が襲います。

 

ONE3戦目にて対戦相手からサミング攻撃(意図的に指を目に入れる反則)を受け、

両目がほぼ見えなくなるほどの重症を負ったのです。

 

 

 

一時は失明が危ぶまれるほどの状態でしたが、手術を経て少しずつ回復を見せ、

1年半後にようやく復帰戦が組まれました。

 

 

 

 

その佇まいに、誰もが不思議と応援したくなる。

 

その後、2017年12月の試合を最後にリングから遠ざかり、

そのまま引退がささやかれていた2019年10月、

同じくTHE OUTSIDER出身である瓜田純士さんのYouTubeに突如登場。

 

髪色は黒一色になり、スッキリとした姿にファンを驚かせたのです。

 

 

動画のなかで、現在はUFCチャンピオンのマックス・ホロウェイが在籍する

ハワイのジムを拠点に練習を重ねていることが明らかになりました。

「今がベストですね」や「(RIZINは)見た感じ楽勝」など、ファンを安心させる発言も。

 

結局その後も、今日まで試合は組まれていません。

しかし、未だにONEの公式YouTubeでは特集動画が公開されるなど、

注目を集める存在であり続けています。

 

 

 

出会ったことはないのに、不思議と応援したくなる。

そして、願わくば、また試合を観たい。

そんな気持ちにさせてくれる稀有なファイターだと思います。