【初心者向け将棋講座】勝つために守る!“囲い”の基本

エンジョイ将棋道場

みなさん、ごきげんよう。

大阪市・越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスの、

エンジョイ将棋道場主宰、JTであります。

 

羽生二冠、今回の名人奪取ならびに通算獲得100期目ならず。

佐藤名人はさすがの懐の深さでしたね。

 

さて前回、“囲い”についてお話するまえに、

そもそも将棋とはどういうゲームか、そして守りがなぜ必要であるかを

懇切丁寧に解説させていただきました。

 

…「さて本題です」、と宣言しておりながら、

結局囲いそのものについて触れるまえに持ち時間切れとなってしまい、

その節は失礼をいたしました。

というわけですので、巻き目に進めてまいりましょう。

 

“囲い”とは?

前回ご説明しましたとおり、将棋とはどちらが先に相手の王様を追い詰めるか、というゲーム。

かといって、攻め一方では圧倒的に先手が有利となってしまい、対局する意味がありませんね。

そこで王様を守る工夫を凝らせば、後手でも十分に戦えるようになってくる

(結果として先手も守る意識が必要になってくる)わけであります。

そして、王様を守る最も基礎的な概念が“囲い”というものになります。

 

 

“囲い”の条件

では囲いとはなんなのか、具体例を見ながら説明してまいりましょう。

こちらは居飛車側でオーソドックスな「矢倉」という囲いです。

囲いにはたくさんの種類があり、それぞれ上部からの攻めに強かったり、

横からの攻めに強かったり、手数はかかるけれど鉄壁の堅さを誇ったり、

逆に強度はないけれどスピーディに組めたりと、それぞれに特徴があります。

(ちなみに画像の矢倉囲いは、上部からの攻めに強く横からの攻めに弱い)

 

なお囲いであるかどうかについては、条件のようなものは存在しており、まとめますと

 

       ● 手前から4段目以内で構築されている

       ● 王様に金将or銀将が1つ以上隣接し、2つ以上連結している

       ● 内外のマス目がすべて効いており相手が持ち駒を打つ隙がない

 

以上3つの特徴が、どの囲いにも共通して見受けられます。

 

たとえ有名ではない形であっても、この3条件がそろっていれば、

「それは囲いである」とみなしてしまってよろしいでしょう。

以下簡単に、それぞれの理由をご説明いたします。

 

 

手前から4段目以内で構築されている

囲いにあたっては、いかに初期配置から効率的に囲うかが大事です。

特に3段目に並んでいる歩兵たちは、相手の攻撃を受ける屋根のようなものですので、

ひとつの基準線になるわけです。

ただ、猛攻撃を受けてしのぎきれなくなった場合の脱出口や、

相手に効果的な駒打ちを許さないような凹凸をもたせるために、

必要な歩兵は4段目にひとつ上がる形をとります。

 

王様に金将or銀将が1つ以上隣接し、2つ以上連結している

こちら、2つ目の条件の理由は、将棋で大切な概念が詰まっています。

まず王将にかならず一つ以上の金将もしくは銀将をひっつけておくこと、

これは「守りは金銀3枚」という格言があるとおりで、囲いの前提条件ですね。

相手からの攻撃が王将に直撃しないよう固めるために置かれます。

そしてそれぞれの駒が連結していること、

これは「紐付け」という将棋の考え方に基づいています。

お互いに味方の駒同士で効きを重ねることで、相手から取られても即座に取り返せるよう、

網の目を張り巡らせることができ、ちょっとやそっとでは崩れない城を築けるのです。

 

内外のマス目がすべて効いており相手が持ち駒を打つ隙がない

最後の条件、これは城内の空間すべてに味方の駒が効いているため、

相手の急な打ち込みにも対応できるということです。

特に初心者の方に多いのが、相手の持ち駒の見落としと、

自陣に打ち込まれてからの守備陣の崩壊ではないでしょうか。

その瞬間はもちろんのこと、後々にも効果的な攻めを許さないという意識が、

守りでは重要になってまいります。

 

 

赤矢印は駒の効き(ヒモ)。玉も最強の守備駒として計算する。

ヒモが重なるほどその駒は相手に取られにくいということ。

しかし青丸の部分には効きが届いていない。つまりここが矢倉の弱点。

 

 

 

 

というわけで、囲いそのものについては何とかご説明ができたものとしましょう。

あとは囲いをつくる手順やタイミング、具体的な種類とそれぞれの特徴など、

まだまだお伝えしたいことが山積なのですが、今回はこのあたりで

手を戻そう(攻めを止め、自陣のテコ入れに一手費やすこと)

と思います。

 

それではまた盤上の世界でお会いしましょう。

ありがとうございました<(_ _)>

 

 
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