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世界は音で満ちている。『サウンドスケープ』入門

円楽大学

みなさんこんにちは!

大阪市・越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスです。

 

とうとう大阪市内での一人暮らしが始まり毎日ウッキウキ!!

…というわけにもいかない、ライター2号でございます…。

 

 

その主な原因はお隣さん。ちょっとねぇ、煩うございまして。

 

 

直接伝え、管理会社経由でも伝え、ようやくちょっと抑えてくださったとはいえ、

やっぱりボリューム高めで毎晩気になるも、

その方だってその時間帯でしか日々のストレスを癒やせないのかもしれないと思うと、

あんまり目くじら立てて怒るのもおかしいか…?………いやいやいや。

 

 

などと日々葛藤しております、ハイ。

 

 

というわけで(どういうわけで?)、

今回は“音”に関するアカデミックな話題についてお話いたしましょう。

 

 

耳を~澄ま~し~てごらん~~♪

 

 

 

さて、あなたの耳には今、どんな音が聞こえているでしょうか。

試しに今この記事を書いている私に置き換えてみます。

内線の音、同僚と自分のタイプ音、同僚の声、

空調のブーンという低い音、窓の外を行き交う車の音…

そんなところでしょうか。

 

人は意識せずとも、さまざまな音に日々晒されています。

たとえ無音室に入ったとして、自分の血液の流れる音や筋肉の動く音、

神経系がはたらく音などが聞こえるそうです。

 

いわゆる環境音というやつですが、そうした音の一つひとつが

どういった成り立ちで聞こえているのか、そしてどういった役割を果たしているのか

について、つぶさに観察・調査・研究する分野があります。

その名も「サウンドスケープ(論)」です。

 

 

「サウンドスケープ」とは

日本語に直訳すると「音の(sound)風景(scape)」という意味になるわけでして、

強引に1文でまとめるとすれば

 

「私たちのまわりにある音環境を把握して改善しましょう」

 

ということになるんだろうと思います。

 

ここでいう“改善”について、「何をもって善とするか」問題がむずかしいところですが、

基本的に「伝統のある音を守り、快適に過ごせる環境を整備していく」方向です。

提唱したのはカナダの作曲家、レイモンド・マリー・シェーファー先生。

 

Raymond Murray Schafer

1933-

 

 学生時分にサウンドスケープ論のバイブル『世界の調律』を完読したのですが、

めっちゃ分厚いうえに内容が難解電車でしたため、

ええ~と、ほっとんど覚えてない。

 

ただ、周辺の音の発生源を地図に書き込んでいく「サウンドマップ」や、

ランドマーク的な音を記録し保全していく「サウンドマーク」など、

興味深い手法が紹介されていた気がします。

 

あと個人的に禿同(激しく同意)だったのが、

街に垂れ流されている無遠慮なBGMへのDis・Dis・Dis。

そしてヘッドフォンなどの着用による“歩き音楽”は

「音鎮痛剤」と表現されていたのも、我が意を得たりでした。

 

 

 

一時期はサウンドスケープ分野の大学院も行きたくなり、

けっこう探したのですが近場になくて断念した記憶があります。

しかし古き良き伝統がグローバルな文化に飲み込まれている昨今、

音について今一度考え、見直していく必要があるのではないでしょうか。

 

 

私は今日も、お隣さんの凶業を記録にとどめ、

管理会社への通報に向けて弾倉をつめたいと思います!!