日本のモノづくりは死んじゃいない。ノートPC界の黒き至宝『ThinkPad』

モノ派

みなさんこんにちは!

大阪市と越谷市のウェブ制作会社エンジョイワークスです。

 

最近、「モノづくり大国ニッポン」を揺るがすようなニュースが多くて悲しいばかりですが、

大丈夫です。まだまだこの国には、世界に向けていいモノを発信し続けている

クラフトマンシップに溢れた職人の方たちが頑張っていらっしゃいます。

 

そしてそれは、私が今一番注目しているノートパソコン業界においても言えることでありまして。

すっかりMac&その他海外メーカーに覆われてしまったかに思える市場に、

今なお独自の方向で良質なラップトップを開発しつづける日本の技能集団が存在していること、

みなさんはご存知ですか。

 

 

伝説の系譜は「大和研究所」から始まった

アメリカに、IBMというパソコンメーカーがかつてありました。

いや、正確にはIBMそのものは現存しているのですが、

パソコン部門は2004年にLenovoへ売却されています。

 

そのIBMの日本法人が神奈川県大和市にもっていた「日本IBM大和事業所」で、

1992年に画期的なノートブックが開発されます。その名は「ThinkPad」

 

画像は1997年発表の「ThinkPad 560E」

 

 

受け継がれし「ThinkPad」の遺伝子

 

 

ThinkPadの特徴は、何よりもキーボード中央に置かれた ● 、通称「トラックポイント」です。

トラックポイントは、単なるデザイン上のアクセントではありません。

グリグリと動かすことにより、ディスプレイ上のカーソルを指一本で縦横無尽に動かせられます。

 

今日のノートパソコンではキーボード下部にトラックパッドを配置し、

タッチで操作することが普及していますが、

それが一般的になるずっと以前から、ThinkPadでは

ホームポジションに手を置いたまますべての操作ができることを実現していたわけです。

 

ThinkPadシリーズが世界中から愛され続けている理由はそれだけではありません。

ノートブック界至高の打鍵感と評されるキーボード、いかなる負荷にも耐える強靭な耐久性、

そして質実剛健を体現した外観で、多くのビジネスマンを魅了してきました。

90年代にはNASAの公式ラップトップとして使用され、宇宙で船員の業務をサポートしたとか。

日本人は…その…」「」「」「の4文字に弱ぁございますから恐れ入ります(?)。

 

 

人はそれを「米沢生産」と呼ぶ

先述のとおり、2004年にIBMのPC部門はLenovoに買収されてしまいます。

ThinkPadの研究開発で名を馳せた日本IBM大和事業所は、

それに先立って2012年に閉鎖されたそうです。

 

しかし、 ● の系譜はそこで途絶えることはありませんでした。

 

 

2013年発表の「ThinkPad X1 Carbon」

 

現在は横浜市に拠点を移し、「Lenovo Japan 大和事業所」として活動が続けられています。

また国内流通分については、山形県の米沢市にある工場でも生産されており、

それらは「米沢生産」と称され、ユーザーから信頼を集めています。

 

 

日本が世界に誇るモノづくりは、決してマヤカシだとかゴマカシではなく、

今なお確実に生きているのだということ。

その手触り、匠の技を、ぜひみなさまも味わってみてください。


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