こんにちは。エンジョイワークスです。
幼稚園あるいは保育園で、遅くとも小学校で、
「悪いことをしたら謝りましょう」という道徳教育を受けているはずで、
仮に貧困や無戸籍などなんらかの理由で教育を受ける環境になかったと
しても、親もしくはそれに相当する存在から教わるはずなのですが、
この単純なことが出来ない大人が増えているように思います。
彼らは「ごめんなさい」「申し訳ございません(申し訳ないは「とんでもない」と同様
非分離の法則で正しくは『申し訳なく存じます』だという説もありますが)」の
代わりに「ありがとう」を使います。
何故彼らは謝るべきときに、お礼を言うのか。
それには、「怒られたくないから自分の非を認めたくない」という
深層心理が働いているように思います。
「そんなつもりはない」と言うかもしれません。
しかし、大切なのは相手がどう受け取るかなのです。
そういう人たちに是非考えていただきたい。
あなたが歩道を歩いていました。
後ろから猛スピードの自転車が突っ込んできて、
アキレス腱を負傷し、車椅子生活を余儀なくされました。
お見舞いにやってきた加害者が、一言。
「ありがとうございます。」
謝れやぁーーーーーーーー!!!!!!!!
てなりますよね?
まあこれは極端な例ですけども。
もう少し「ありがとう」という台詞を吐く余地が
残されたシチュエーションを考えてみましょうか。
ウルトラアタックNeo濃縮タイプで真っ白に洗い上げた
スティーブン・アランのシャツ(3万円)。
夕方までには乾くから、旦那とのウルフギャング・ステーキハウスでの
ディナーに着ていけるわ♪と思っていたが、隣で飼っている薄汚れた
大型犬の鎖が外れ、庭に侵入し、よりによってそのシャツに
飛びつき、涎と泥でドロドロに(泥だけに)。
引きつった顔で隣家のチャイムを鳴らし、
「お宅の犬、鎖が外れたみたいでうちの方に
入って洗濯物に噛みついて遊んでたの・・・。
捕まえてつなぎ直しておいたから。」
と伝えたところ、隣人が一言。
「ありがとうございます!」
謝れやぁーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!
てなりますよね?
つなぎ直してあげたことに対するお礼なんかより、
洗濯物をダメにしたことをまず謝ってほしいですよね?
そういうことなんです!あなたたちが普段「ごめんなさい」の代わりに
「ありがとう」を使うことで、受け手にモヤモヤやイライラを
与えてしまっているのです!
このブログが、一人でも多くの「誤ったありがとう使い」たちに
届くことを願ってやみません。